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公安として降谷零が犯罪者と対話する本です。モブのおじさんがでてきます。降谷零と正義。ちょっとだけ赤井さんも出てきます。
商品紹介
サークル【いくら天丼】がお贈りする“秘密の裏稼業 4”新刊『青獣が如く』がとらのあなに登場。
速く、乱れた呼吸を整えて、降谷は硬い銃のグリップの部分を改めて握り直す。
「標的確認。これより内部に突入する。繰り返す。標的は生きたまま確保する」
すらりと長い足を上げて勢いよく扉を蹴り飛ばすと、部屋の中に男が一人いた。
こちらは右手で。あちらは左手で。
銃口は相手に向けられる。「氷見会の山下だな。銃を置いて両手を上げろ」
降谷は頭が切れる男だ。口も達者で、身体能力も高い。それに心強い部下も控えている。
敵に対して容赦のない降谷だ。何ら問題なく対象を確保することができる――はずだった。
――突然建物の電気が消えた。電波が悪く外と連絡もとれない。扉も電気制御なので出られない。
つまり……電気が復旧するまでの間、男と降谷はこの部屋の中で過ごさなければならないということだ。
「わかってるつもりです。あなたがここにいる時点で、僕の計画は失敗…どのみち生き残れはしないでしょう」
「だから死ぬ前に貴方と話がしたい」
「…は?」 本作は公安として降谷零が犯罪者と対話するお話。
降谷中心である今作のCPは赤安。赤井さんも少し出てきます。
降谷零と正義を描いたあきのすけ先生の新作をどうぞお手元にてご堪能あれ!