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常春の本丸に顕現された太鼓鐘が光忠と「恋人みたい」と言われたことをきっかけに関係について考えたりする話。

商品紹介

「畑当番頑張ってね。でも無理はしちゃ駄目だよ。水分と休憩はちゃんととること！」
「わーかってるって！みっちゃんも遠征気をつけてな。夕方には戻るんだろ？夜また行くな！」
「うん、じゃ、後でね」

昔馴染でもある光忠と太鼓鐘が話している…それはごくありふれた会話、ごくありふれた日常だ。
まるで親と子のようでもあり、兄と弟のようにも思えるその光景を、信濃は優しく微笑みながら、
乱は胸をときめかせながら見ている。だがそれは、親子のように見えたからではなく――…

もっと近い関係に見えていたらしい。人で言うところの「恋人みたい」な。その一言が、きっかけとなった。

サークル【チドリ屋】が贈る“閃華の刻 火華2017”新刊『花の終わりに。』が満を持してとらのあなに登場。

ここは常春の本丸。この本丸に顕現された日から太鼓鐘は光忠と一緒にいた。夜も一緒に眠っていた。
それは刀であった頃からは想像も出来ないこと。あの頃は、出会いも別れも人の都合次第だった。
自分ではどうしようもないことが当たり前。けれど今は自分で選べて、行動に移せる人の身を得た。
そして太鼓鐘が選んだのは――光忠と一緒に寝ない、という選択肢だった。

本作は常春の本丸に顕現された太鼓鐘が、光忠と「恋人みたい」と言われたことをきっかけに関係について考えたりするお話。
CP表記は燭貞ですがCP要素はほんのりなほのぼの本です。突然自分を避け出した太鼓鐘に光忠は…？
ちどり先生がお届けする優しい本丸の優しい物語をどうぞお手元にてお楽しみください！